二度目の人生を異世界でアニメ化中止
さてさて、2018年10月からアニメ化を予定していた
色々と騒がれておりますが
とーっても簡素に要約すると以下の5つの流れです。
・発端は作者(まいん)による過去のTwitterでの他国へのヘイトスピーチ
・アニメ化で注目を集めていた事で浮上
・それに対し作者は謝罪、過去のツイートの除去、アカウント廃止を発表
・しかしそんな最中、4人の声優が降板を発表
・一連の事案を重く受け止め、本アニメの放送及び製作の中止
作品について
ホビージャパン・HJノベルスから刊行中の『二度目の人生を異世界で』てすが、小説投稿サイト「小説家になろう」で現在累計1億9千PV。更に、今回の騒動で2億を超えそうな勢いです。
既刊18巻、コミカライズ作品も含めると累計100万部をいく人気作品です。
ちょっと解説
私が確認できたヘイトスピーチは最古で2012年の夏頃のツイートでした。問題のツイートは、韓国、中国に対しての発言。内容がかなりアレでした。韓国を姦国、中国を虫国など、どぎついワードが並んでました。
その事が表沙汰となり、作者も不味いと思ったのでしょう。6月5日の19時頃に謝罪、除去、アカウント廃止を発表。
しかし、明けて翌6日の10時頃に、出演予定だった声優陣が降板を発表したのです。
降板を発表した声優陣ですが、
主人公:功刀蓮弥役の増田俊樹さん。
シオン=ファム=ファタール役の安野希世乃さん。
創造者役の山下七海さん。
以上の4名です。その降板理由については特に言及もされていませんが、言わずもながでしょうか。
その流れで製作委員会は「アニメ化発表以来、一連の事案を重く受け止め、本アニメの放送及び製作の中止をお知らせ致します。みなさま、及び本作品の製作に関わった方々には多大なるご迷惑、ご心配をおかけしました事、心よりお詫び申し上げます」と、公式サイトで謝罪しました。
これでアニメ化は中止、さらに原作が出荷停止、続刊は未定となりました。
と、ここまではwebニュースで騒がれておりますが
どうしてアニメ化中止と、ここまで事が大きくなったのか。
ソンミ@中国垢(Twitter)が関わってきます。
この方のツイートを引用して、
「日中戦争中に3000人を日本刀で斬り
殺した」という主人公が異世界に転生し
てまた殺裁する内容の新アニメ『二度目
の人生を異世界で』
作者はツイッターでも中国を「虫国」と
蔑称で呼びヘイトスピーチ。
こんな作品がアニメ化されていいのか。
これを見た日本アニメ好きの中国人の心
情を察して欲しい。
と、このツイートがまとめブログやサイトに挙がり、日本国内で炎上。
しかし、この方のツイートも中国内ですでに炎上していたニュース記事からの転載だと発言しておられました。
そして、中国側が問題視している点と、経過───
こちらもソンミ@中国垢から↓
【事実】
・作者がヘイトツイート
・「世界大戦で3700人斬殺」の記述
【流れ】
①上記二点を中国人がネット上で指摘
②中国メディアが反応、炎上
③僕が日本に炎上の内容を転載
④日本でも炎上
⑤キヤスト降板、作者が謝罪
事実に対する詳細が↓
①戦争前に中国にいた②3700人を「日本刀」で
斬殺③中国に対するヘイトツイートという三点
を総合すれば容易に日中戦争が連想されます。
とのことでした。
しかし、私は思ったのです。
ヘイトスピーチはもはや、作者の身から出た錆び。どうしようもありません。すでに世に作品を生み出し、注目を集めることも考えられたにも関わらず放置した怠慢です。その他雑多に紛れ埋もれる個人のツイートとは違うのですから。
まぁ、個人だからと言って良いことと悪いこともありますので、本当に作者の身から出た錆び。
し・か・し
作品についてはどうなんでしょうね。
所詮、フィクションといえばそれまでですし、ファンタジーじゃないんですか、と思ったり思わなかったり。
それに、中国側で炎上中の話題で日中戦争中に~みたいな事が話題になっているらしいんですが、作中にそんな記述はありません。
推測、連想といった感じで問題になったのです。
……まぁただ、ヘイトスピーチありきと私は推測したので、作者の発言からそうとられても仕方のないことでもあると思います。
web上では事実と真実が混ざり合い、本当の事実を見つけるのは大変です。
真実は人の数だけあると誰かが言っましたしね(確か)
事実を見つけるのは大変ですが、あなたなりの真実を見つけられることを──